シルクは着心地がよく、美しく、肌に優しい衣料ですが、手入れが面倒と思われがちなところがあります。チョットした気遣いで美しく長持ちします。
●外出から帰ったらハンガーに掛けて、湿気やぬくもりを取るように風通しをします。
●ホコリやシミの点検をしましょう。ホコリを払うときには、ビロードなどの柔らかい布で優しく払い落として下さい。
ほとんどのシミは中性洗剤と水で落とすことができますが、原液のまま使用することは避けてください。
油性のシミなどもベンジンで落とすこともできますが、専門家に任せたほうが安心できます。
絹製品を家庭で選択する場合には、中性洗剤を使用し、30℃程度のぬるま湯で手洗いが基本です。
洗い方は、押し洗いやふり洗い、つかみ洗いとし、もみ洗いは避けます。汚れのひどい箇所は軽くたたくようにして洗います。できるだけ洗濯機は使用しない方がよいです。比較的ラフ扱いのできるニット類について使用する場合は、布袋(ネット袋)に入れた上で洗濯時間を短くするとよいです。
よくすすいだ後、軽くしぼって、陰干しにする。この場合、ワンピースやブラウスなどは、ハンガーにかけて形を整えてから陰干しします。
強く絞ったり、脱水機にかけることは禁物です。
意外に無関心?! 繊維製品のラベルについて
繊維製品のラベルに記載されている取扱表示は、その製品の洗い方や、アイロンのかけ方取扱方法についての知識を得るのに欠かせません。
繊維製品の取扱に関する表示は、「家庭用品品質表示法」(昭和37年)に基づいて規定され、使用される記号とその意味はJIS(日本工業規格)により定められてます。
基本的な表号は、洗い方、塩素系漂白剤が使えるか否か、アイロンのかけ方、ドライクリーニング、絞り方、干し方の8種類で、メーカーは製品のラベルに表示することを義務付けられています。
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